日立市かみね動物園公式ブログ

太平洋の見える動物園!

気になる”あの個体”

かみね動物園で飼育されているニホンザルたち。

現在は77頭が飼育されており、観察しているとそれぞれの個性や関係性も見えてきてとても面白い動物たちです。

一頭でゆっくり葉っぱを食べたり

こちらはあわてんぼうのようで、喉元の頬袋にごはんを詰めていたり

たくさん詰まっているようですね。

 

時には少し怒っているニホンザルもいたり。


タワーの高いところから周りを見ている個体や


穏やかな表情でのんびりと暮らしている老個体や寝室にいる個体もいたりと見せてくれる表情も様々です。

 

そんなニホンザルを私が担当として飼育を始めたのは実は先月の7月から。

以前(約2年前)もニホンザルを1年間だけ飼育したことがあるのですが、当時と変わらない顔のニホンザルたちとの再会も果たし、少しだけ懐かしい気持ちもありました。

"キンシコウ"という名前のニホンザル(2年前)

現在の"キンシコウ"

そんな中でも群れのリーダー的存在である"ユウ"も健在で、現在も変わらずニホンザルたちをまとめてくれています。

少し口が開いていて、尻尾が反り上がっているのが特徴的です。

しかし少し変わった点が。

このオスのニホンザルが2年前には感じなかったくらい、群れの中でも勢いがありそうなのです。

他のニホンザルにあたった後に、リーダーのユウに怒られているのもちょくちょく見ているのですが、私にも少し対抗的な態度を向けてくることもあり「こんな強そうなニホンザルいたっけな?」とよく考えさせられます。
少し見ない間に急に成長してきたのかもしれません。

リーダーは多少の強さも影響しますが、基本的には年網序列で決まることが多いことから、時代の流れで77頭の群れをまとめる立場になったユウも大変だろうな。と頭が上がりません。

 

そして7月から入ったときにちょくちょく後ろをついてきているこのニホンザル。

なぜか掃除や観察をしていると後ろにそっといることがあります。

 

実は2年前には”キンシコウ”が良くついてきて、掃除中も監視しながら少し怒ってくるようなイメージだったのですが、現在のキンシコウはそんなこともなく、年数が経ち性格も少し丸くなったイメージすらあります。

気付けば近くにいた”キンシコウ”

しかし先述の2頭は群れで強いのか?と言われるとそんなイメージもなく。

体格は立派ですが尻尾もたってはいないので、そのうち年齢的に時代が来れば群れの上位に立つのかな?と少し感じるときもあります。

※ニホンザルは立場が強くなると尻尾が反り上がります。動物園でリーダーを探したいときに役に立つので今度来園された際に観察してみてくださいね♪

当園の”ユウ”の尻尾

かみね動物園のニホンザルたちは変わらずにいますが、時代の流れとともにリーダーの交代などを繰り返し、群れの状態や権力も少しずつ変わっていくんだろうなー。と日々の飼育の中で感じるのでした。

今後も時代とともに変わりゆく関係性をぜひご覧ください。

 

飼育歴ではまだ‘‘尻が青い‘‘と思っている 有川 瞭