3月23日(土)、24日(日)の2日間で「ほねほねパズル」を実施しました。
皆さんの体の中にもある骨。
私たちは普段の生活の中で魚や肉を食べることもあり、意外と身近に骨は存在しています。
参加者の皆さんに聞いてみると、最初は骨に対して「硬そう」「軽そう」などの意見が出ていました。
そこで普段は触ることのない動物園で飼育されていた動物の骨を実際に触り、組み立ててみました!
今回はタヌキとハクビシンの骨を組み立ててもらったのですが、まずは動物の写真を見ながら予想して骨を組み立て
「この骨は引っ付いていたのかな?」と骨の形や大きさなどを考えながら組み立てていました。
途中で「実際にこの骨の配置ならこんな形になる」と飼育員がイラストを描いて説明したり
参加者同士での会話も活発に聞くことができました。
ヒントをもらい見比べながらも組み立てたり
最後は獣医さんからの解説と答え合わせを行いました。
骨の組み立てが終わった後もニホンザル、ウシガエル、ハツカネズミ、アカリスなどの骨を観察し、それぞれの体の違いなども分かっていただいたようでした。
個人的には「鎖骨がある動物とない動物がいる」や「首の骨(頸椎)が基本は7個だけど7個じゃない動物がいる」など、見ていた飼育員Aも関心してしまい、参加された方々と「骨についてともに学ぶ」という素晴らしい時間が流れた90分間でした。
そして実は事前アンケートで行っていた「動物園で亡くなった動物たちはどうなると思いますか?」という質問。
動物園で亡くなってしまった動物たちも「そこで終わり」ではなく、「私たちの学び」のために役に立ってもらい、体のつくりだけではなく、病歴など生きた証を教えてくれています。
「このイベントをきっかけに将来動物の生態に興味を持って獣医さんや飼育員になってくれる人がいてくれるといいな」とひっそりと思う飼育員Aでした。
イベント後のアンケートには「骨に興味がわいた!」「動物の体について詳しく知れて楽しかった!」などの意見も。
最後まで獣医さんの専門書や標本の作り方などの本を熱心に読んでいる方もいました!
また実施する際には是非ともご参加ください♪